Virtuosos of Yakutia
サハで見ていて面白い映像がありました。伝統音楽から離れますが、こんな一面もありということで。
「ヤクーティアのヴィルトゥオーソ達」とも呼ばれるサハの女性中心のヴァイオリン・アンサンブルですが、その演奏の何と情熱的なこと! 演目は一曲目がスペインの大作曲家ファリャのスペイン舞曲(歌劇「はかない人生」中で最もよく知られる一曲)、二曲目はアストル・ピアソラのリベルタンゴで、これはもう説明不要でしょう。どちらもスペイン語圏のパッション溢れる音楽です。冬は世界一の厳寒に閉ざされるサハだからこそ、こういう情熱的な曲に憧れがあるのでしょうか。スペイン舞曲はヴァイオリン・ソロ編曲(ピアノ伴奏付き)はよく知られていますが、それをユニゾンで合奏してしまうとは。今日はこの映像に目が釘付けになりました(笑)
比較例として、サハの西隣のクラスノヤルスクの弦楽アンサンブルの演奏も3本目に上げておきます。こちらは全員ロシア人と思われますが、やはりヴァイオリン奏者は立って、しかも暗譜で弾いています。クラスノヤルスク(音楽学校の弦楽発表会でしょうか?)の方はいかにもロシア的なメロディの室内楽ですが、立って暗譜で、という演奏スタイルには共通性を感じます。
Ensemble of Violinists - the Republic of Sakha
"Virtuosos of Yakutia" Astor Piazzolla "Libertango"
Ансамбль скрипачей муз школа 2 г Красноярск
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