Mountain Songs and Yodeling of the Alps
ゼアミdeワールド523回目の放送、日曜夜10時にありました。22日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。今日はレントラーと「牧童のヨーデル」の比較から。
スイスの6回目になります。スイスの民族音楽の音源ですが、先週の「アペンツェルのツォイエリ」だけが手元にありますが、類似の音楽の国内盤は買い逃してしまっていたので、他には米Smithsonian Folkwaysの1950年代の2点くらいです。現地のクラシカルなヨーデル関連の音源はいくつかありますが、ドイツやオーストリアと違って、スイスはクラシック音楽の有名な作曲家も少ないので、トータル回数は減ると思います。
まず1958年のMountain Songs and Yodeling of the Alpsから取り上げますが、フォークウェイズ時代にアナログ盤で出ていた音源かと思います。CD化はされず、今の時代になってDLかカスタムCDRとサブスクで復活する古い音源は、スイスに限らずこのレーベルにはたくさんあります。解説文の和訳を以下に入れておきます。
1958年に録音されたこのアルバムは、トゥーン出身のフリッツ・リーヒティとその家族によって演奏されています。当時、屈指のヨーデル歌手と評されたリーヒティの才能は、スイスの山岳音楽の長い伝統を体現するこの楽曲集の中で遺憾なく発揮されています。アコーディオンの伴奏に乗せて歌われる楽曲は陽気で、その歌詞には山や牧草地への敬愛の念が込められています。ライナーノーツには、ドイツ語の歌詞と英訳が掲載されています。
前にちょっとお話ししましたが、この音源の5曲目のLandler (Accordian Solo)という曲が、前に「ヨハン大公のヨーデル」からかけた「牧童のヨーデル」と同じ曲でしたから、2曲続けておかけします。オーストリアとスイスで同じ旋律という稀な例かも知れません。ナトゥア・ヨーデルの一種なので、メロディがスイスに流れていったか、あるいはその逆でしょうか?
「牧童のヨーデル」の解説は以下の通りでした。
山の牧場アルム(スイスではアルプ)に登って、家畜の番をしたり草刈りをする牧童はセンナーと呼ばれ、アルムで生まれた本来のヨーデル(ナトゥア・ヨーデル)は、合図用・連絡用の掛け声として歌詞を持たなかったのですが、そういうセンナー・ヨーデルをエディット・ディーポルトが巧みに歌っています。
<Landler (Accordian Solo) 2分7秒>
<牧童のヨーデル 2分46秒>
17曲目のMarch (Accordian Solo)は、ドイツ~スイスのマーチとだけ解説にありますが、これはウィーンの音楽シュランメルの名曲「ウィーンはウィーン」の旋律だと思います。当時はSPの時代で、今のように簡単に他国の音楽を耳にするのは難しかったのではと思いますが、有名な曲は国を越えて広く知られるようになって、耳コピでカバーされていたのではと思います。演奏者が原曲について知らないケースもあったのかも知れません。
<March (Accordian Solo) 2分9秒>
この後は5曲目のレントラーと17曲目のマーチを外して、1曲目からピックアップしておかけします。ドイツ語と英語の歌詞対訳だけで、各曲の解説がないので、特徴だけ入れます。オーストリアの時もそうでしたが、男性のヨーデルが素晴らしく、耳が惹きつけられます。1曲目は「私とアルプスに行きましょう」、2曲目は「羊飼いの少年」、3曲目は「山の向こう、谷間には」、4曲目は「早朝」、6曲目が「羊飼い」まで、5曲続けておかけします。
Fritz Liechti / Mountain Songs and Yodeling of the Alps
<1 Chumm Mit I D'Berge (Come With Me to the Alps) 1分37秒>
<2 Hueterbueb Von Ummel (The Shepherd Boy) 2分20秒>
<3 Dert Anet Dem Bargli (There Over the Mountain In the Valley) 1分40秒>
<4 Morge Frueh (Early In the Morning) 2分7秒>
<6 Hueterbueb Von Herzog (The Shepherd) 2分12秒>
以下とことんヨーデルにこだわって選曲してみました。少年と思われる歌い手の「頑固そうな顔」と言う曲に始まり、夜明け、カッコー、Emmentaler Song、Wild Haycutter Yodel(干し草刈り機のヨーデル)、Gadmer Song、最後はYodelと言う男女の重唱の曲までの7曲を時間まで聞きながら今回はお別れです。途中までになると思いますが、続きは次回に回して、もう一つの1953年の音源の後で入れます。
ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週
<7 Zwanggrind, Der (Stubborn Face) 1分29秒>
<8 Jhr Manne Es Taget (It's Dawning) 1分48秒>
<10 Gugger (The Cuckoo) 1分36秒>
<12 Emmentalerlied (The Emmentaler Song) 1分34秒>


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