ミャオ族 芦笙舞~トラジ~チベットの仮面劇
最初に上げた動画のサムネイルが入るので、インパクトのある苗族の映像から上げておきます。中国南部各地に住む少数民族、苗(ミャオ)族の音楽から、日本の雅楽に用いられる笙のルーツに当たる蘆笙(ろしょう)を吹きながら踊る曲「楽しい蘆笙舞」という曲を番組でかけましたが、この映像は近いように思います。苗(ミャオ)族と同系統のモン族などが、タイ、ミャンマー、ラオス、ベトナムなどの山岳地帯に住んでいて、笙のルーツに当たる楽器は、ラオスなどインドシナの方にも見られるので、苗(ミャオ)族もタイ系などインドシナ系統の民族かと長年思っていましたが、どうも独立した語族のようです。
ミャオ族舞踊 芦笙舞を舞う
朝鮮の曲では、何といってもアリランが一番有名だと思いますが、その次がトラジだと思います。「トラジとは桔梗の花の意味で、純朴な山の花ではあるが、他の花よりずっと強い生命力を持ち、どんな悪条件にも負けず育つ姿は、朝鮮族の象徴とも考えられている。」と言うのは、「シルクロードの音楽」の解説で初めて知りました。擦弦のヘーグムと両面太鼓のチャンゴの演奏を探してみました。東日本大震災チャリティコンサートの奈良朝鮮初中級学校卒業生の演奏では、右側に琴が見えますが、これは伽耶琴(カヤグム)だと思います。崔勇(ツィ・イョン)の演奏が見当たらないので、こちらを上げておきます。ヘーグムは以前胴の形が違っていたと思いますが、こういう丸い胴の胡弓に似た形の楽器が増えているようです。
110508-03 도라지/トラジ
チベット族の歌舞劇の音楽、ウンパドンという曲の映像は見当たりませんが、チベット僧院での宗教的な踊りの映像が一番多く見つかりました。それらとは違いますが、この映像は番組でかけたのと、似たイメージがあります。有名な超低音の仏教声明ではなく、独特なヴィブラートを伴った歌唱を聞けます。
Masked tibetan dance Ngonpa - Rigna by TIPA
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