アメリカ

2024年2月 2日 (金)

アピコルシムの英訳字幕 This Land Is Your Land

昨日のアピコルシムの英訳字幕付きがありました。思った通りですが、彼ら自身の事を歌っているのでしょう。Happy heretics don`t think about godの文句に集約されるでしょうか。やはりヘレシーと言う単語に、ヴァージン・プルーンズのような、ペイガン(異教)のイメージまで持たせるのは、ここでは行き過ぎでした。
2本目は最も有名なウディ・ガスリーの曲「This Land Is Your Land」を、ウディ・ガスリーの静止画像に始まり、息子のArlo Guthrieや、ピート・シーガー(バンジョー弾き語りの人)、フォーク歌手のJudy CollinsやJoan Baez等まで、次々名歌手が登場するお宝映像だと思います。私より少し上の世代にはThis Land Is Your Landは、お馴染みの曲だそうです。(私はよく知りませんでした)

The Klezmatics: Apikorsim - Heretics (official video)

This Land Is Your Land: Woody and Arlo Guthrie

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2024年1月31日 (水)

Woody Guthrie's Happy Joyous Hanukkahから

Wonder Wheelと同じ2006年にJMGから続けて出たクレズマティクスのWoody Guthrie's Happy Joyous Hanukkahは、タイトル通りユダヤの冬の祭り、ハヌカーに因んだ曲が中心です。ウディ・ガスリーがユダヤ人かどうか不明ですが、歌詞のほとんどは 1949 年にウディ・ガスリーによって書かれているそうです。(M大のK先生によると、ウディ・ガスリーの義理のお祖母さんかお母さんがユダヤ系だったのではとのことです。いつも情報有難うございます。)番組では7曲目と10曲目をかけましたが、YouTubeが出てきたのはアメリカのフォークっぽい曲調の7曲目のThe Many and the Fewだけでした。クレズマー調は珍しくないので、逆にアメリカ調の曲を選曲の際に探してかけたので、この曲があって良かったです。ウディ・ガスリーの歌唱もありましたので、2本目に入れておきます。3本目は番組ではかけなかった2曲目のHappy Joyous Hanukaのライブ映像です。典型的なハヌカーのパーティーソングと言う印象です。

<7 The Many and the Few 6分25秒>

The Many and the Few

HAPPY JOYOUS HANUKKAH - The Klezmatics (Hanukkah 2018 Official Video)

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2023年9月14日 (木)

AlfieとClose To You

バート・バカラックの曲を聞いて思う事は、金管楽器やストリングスの印象的な使い方で、I Say A Little PrayerやAlfieはその代表曲でしょう。すかすかのトランペット(あるいはフリューゲルホルン?)の爽やかな音を聞いて「晴れた午後(放課後)の誰もいない校庭」を長年勝手に連想していました(笑) 究極のリラックス・サウンドと言えるでしょうか。独特なストリングスも、後のアメリカのTVドラマ(チャーリーズエンジェルとか)などで類似の音楽をよく耳にしたように思います。
彼はアカデミックな作曲技法をダリウス・ミヨー、ヘンリー・カウエルに師事したそうですが、そう言えば、ミヨーも金管を上手く使った作品がありました。ヘンリー・カウエルにも確か金管の曲がありました。今回調べて興味深かったのが、50年代に多くの曲を書きためながら不遇だった時期に大女優のマレーネ・ディートリヒがバカラックの才能を見抜いてバックに起用したことで、一緒に写っている写真も見かけました。余談ですが、マレーネ・ディートリヒは大阪万博にも来てコンサートを行ったそうです。これは聞きたかったです! リリアーナ・カヴァーニの映画「愛の嵐」の挿入歌も歌ったかも知れません。当時8歳ですから何も分からないでしょうが(笑) 
今日の2本は、トロンボーンによるジャズ風のアルフィーと、カーメン・マクレエによるClose To Youです。カーペンターズの歌唱の邦題は「遙かなる影」でした。明日Don't Go Breaking My Heartの動画が見つかって、上げる時間があれば良いのですが。

Alfie

They Long to Be Close to You (Live)

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2023年9月13日 (水)

I Say a Little Prayer

大体予想がついていたことですが、やはりジョン・ゾーンのラディカル・ジューイッシュ・カルチャーのGreat Jewish Music: Burt Bacharachの音源はYouTubeには上がっていないようですので、バート・バカラックの音源のみを上げることになりそうです。ジョン・ゾーンの解説にありますが、ジョージ・ガーシュウィンに始まり、アーヴィング・バーリン、リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン2世、クルト・ワイル、レナード・バーンスタイン、ステファン・ソンドハイムから、最近のボブ・ディラン、ルー・リードまで、アメリカのポピュラー音楽はユダヤ系の作曲家抜きには語れず、バート・バカラックはその中の最重要人物の一人です。今日の1本目は、番組でかけた自作自演音源で、2本目はアレサ・フランクリンの往年の歌唱です。1本目の音源、私はLPで持っています。以下、ジョン・ゾーンの解説の部分訳です。

予期せぬ展開や転調を伴う高度なハーモニーとコードの変化、珍しい変化をする拍子記号やリズミカルなひねりが、多くの場合小節数で不均等に行われます。 しかし、彼はそれをすべて自然に聞こえるようにしてくれるので、頭から離れなくなったり、口笛を吹くのをやめられなくなったりします。 (以下放送原稿を再度)

ラディカル・ジューイッシュ・カルチャー盤に移る前に、一曲だけバカラック自身の楽団の演奏で、I Say a Little Prayer(小さな願い)をおかけしておきます。ディオンヌ・ワーウィックやアレサ・フランクリンの歌唱で有名ですが、ブラックミュージックのイメージは最近まで余りなくて、このしゃれた曲調から多分バカラック作品で個人的に一番好きな曲です。変な喩えですが、放課後の誰もいない校庭を長年勝手に連想していました(笑) 脱力感のあるトランペット(あるいはフリューゲルホーン?)の音が最高です。

<8 Burt Bacharach / Reach Out ~I Say a Little Prayer 2分27秒>

Aretha Franklin - Say A Little Prayer 1974

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2015年6月10日 (水)

Irish, Scottish and Appalachian Fiddle Music: Talk and Demonstration

昨日はこれからブログを書こうと思ったら、急にモニターがブラックアウトし焦りました。結局復旧することはなく、ブログは書けませんでした。どうやらモニターのバックライトが壊れたようです。今日は古い小さめのモニターを繋いで書いています。
スコットランドとアイルランドのフィドルを聞き比べ、見比べしていましたが、もう一つアメリカ東部のアパラチアのフィドリングも交えて比較している興味深い映像がありました。アパラチアと言えば、カントリーミュージックの一大中心地と言えるのでしょうか。ウィキペディアに「今日最もよく知られたスタイルであり、ドローンと重音奏法の多用やリズムの裏打ちによって特徴付けられている。」と記されていました。上記フィドルのリンクに、各地のフィドル演奏の特徴が詳細に解説されています。
1時間10分と長い映像で、まだ最初を見始めたところですので、また週末にでもじっくり見てみたいと思います。

Irish, Scottish and Appalachian Fiddle Music: Talk and Demonstration

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2012年8月22日 (水)

Blowin' in the Wind

ないと思った「風に吹かれて」の最高のデュエットが、ありました。もっと映像の良いデータがあったように思いますが、こちらは同じ映像で和訳もあります。ボブ・ディランとジョーン・バエズは同じ1941年生まれなので、この映像当時は35歳でしょうか。元のメロディが高い調子に変容したようにハイテンションで歌われる珠玉の歌唱だと思いますが、いかがでしょうか。この曲はディランの作品で最も有名ですが、やっぱりメロディも歌詞も素晴らしいです。
オリジナルの歌唱と二人のドキュメンタリーも一緒に。

Blowing In the Wind  1976.5.23

Joan Baez - Blowin' in the wind.wmv

Joan Baez on Bob Dylan - No Direction Home (2005)

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2012年8月21日 (火)

ジョーン・バエズ名唱集

ここでちょっとジョーン・バエズの名唱を幾つか上げておきます。バエズと言えば、一般にはイディッシュ民謡の「ドナ・ドナ」のイメージが強いでしょうか。他にも「朝日のあたる家」、森山良子の日本語歌唱でも人気のあった「思い出のグリーングラス」、ボブ・ディランの大ヒット曲「風に吹かれて」など、印象的な歌唱は数多いです。それら代表作の中に先日のGracias a la vidaもありますが、彼女自身メキシコ系の家系に生まれたこともあってでしょう、Guantanameraのようなスパニッシュの曲も結構入れているようです。「風に吹かれて」は、ディランとの決定的な名デュエットがありましたが、見当たらなくなっていました。

JOAN BAEZ ~ Donna Donna ~

Joan Baez - House of The Rising Sun, 1960

Joan Baez - The Green Green Grass Of Home

Blowing in the wind

JOAN BAEZ ~ Guantanamera ~

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