歌謡曲・演歌

2022年11月17日 (木)

湯の町エレジー

次は父が好きだった近江俊郎の「湯の町エレジー」です。父は若い頃演歌ギターを弾いていたことがあり、この曲などを歌い手と二人で演奏しながら、酒場を流したことがあったそうです。やくざの親分から、「兄ちゃん、上手いのぅ」と小遣いを貰ったこともあったと聞きました。私もさわりをクラシック・ギターとウードで練習したことがあります。
「湯の町エレジー」は近江俊郎のナンバーワンヒットで、次いで有名なのが奈良光江さんとの「悲しき竹笛」でしょう。しかし、何分昭和24年の歌ですから、近江さんと言えば多くの人が覚えているのは、欽ちゃんが司会していた「オールスター家族対抗歌合戦」での軽妙洒脱な審査員としてでしょう。それも昭和50年前後の話ですが。
98年に父の還暦祝いをしましたが、その際にウードで弾いたのが、「湯の町エレジー」「影を慕いて」「酒は涙か溜息か」などの古賀メロディでした。私のウード伴奏で父が歌っている写真が残っています。97年に手に入れたトルコ製のウードでは、主にオスマン・トルコの古典音楽を楽譜で弾いていましたが、同時に「ウード演歌」と称して当時古賀メロもよく弾きました。ウードには懐メロや民謡、新内などの和メロも似合います。
98年にゼアミは2歳、私は36歳でしたが、それから24年経って父は84歳で亡くなり、今度は私が「赤いちゃんちゃんこ」の年です。父の祭壇の前で久々に「ウード演歌」も弾いてみようかと思います。「鳥の歌」より喜ぶかも。

<近江俊郎全曲集 湯の町エレジー 4分14秒>

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2013年8月22日 (木)

ガンダーラ  訃報

本来なら世界陸上も今日で甲子園も終わってしまって灯が消えたような・・という感懐を覚える頃なのですが(実は昔陸上をやっていたこともあって結構スポーツ観戦は好きな方です)、そんな思いを吹き飛ばしてしまう大きなニュースが飛び込んできて、大きく心が揺れた一日でした。それは、昔ファンだった藤圭子さんの訃報ですが、本当に驚きました。深い深い悲しみを覚えます。心よりご冥福をお祈りいたします。
100歳過ぎまで現役で活躍された新内節の大御所、故・岡本文弥さんが自著の中で、藤さん、青江美奈さんの歌唱を絶賛していて、大いに影響を受けた云々、のような内容を前に新内絡みでブログに書いたような気もします。新内の大家もうならせる歌の力を持った、肺腑を衝く歌声だったということでしょう。
今日は70年代の懐かしい歌謡曲から、最近の関連とも言えるゴダイゴのガンダーラと、藤さんの代表曲を2曲。2本目はオリジナル録音の「新宿の女」ですが、「ネ~オン~ぐらしの~ちょうちょには~~」の辺りの唸り、何度聞いてもゾクッと来ます。
明日は所用のためブログはお休みしますm(_ _)m

ゴダイゴ 「ガンダーラ」超絶頂期バージョン Stereo

新宿の女-藤圭子-

藤圭子 KEIKO FUJI - 圭子の夢は夜ひらく 新宿の女

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