ケルト

2015年11月 9日 (月)

Louis Capart, Anne Auffret

Anne Auffretでyoutube検索して少し前には上位で見なかったように思う動画が上がってきていますが、Louis CapartとAnne Auffretのデュオもその一つのようです。La nuit des étoiles celtiques(ケルトの星の夜)と題するシリーズの一本です。パリ生まれながら、フランス語とブルトン語(ブルターニュ語)の両方で歌うシンガー・ソング・ライターのルイ・カパールは、このジャンルでの大御所のようです。アンヌ・オーフレットと最後のTを発音しているようにも聞こえますが、ブルトン語では末尾のTを発音するのでしょうか? ここでもアンヌ・オーフレのリリカルな歌声とハープに耳が引き寄せられます。

Louis Capart, Anne Auffret - Pedenn an hini ne ket martelod

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2015年11月 6日 (金)

Concert Carhaix

アンヌ・オーフレの映像を更に見ていくと、Concert Carhaixと題するコンサートのシリーズがありまして、この2013年8月の映像がまた素晴らしく、特にケルティック・ハープの繊細かつ優美な弾き語りと、ビニュー&ボンバルド隊を従えての歌唱など、おそらく石造りと思われる会場(教会?)に心地良く響いています。Carhaixはカルハイックスではなく(笑)、カレと読み、ブルターニュ地域圏のフィニステール県のコミューンとありました。

Concert Carhaix 18 aoüt 2013 Ar Verjelenn - Re An Are, Anne Auffret

Concert Carhaix 18 aoüt 2013 Salud deoc'h iliz ma farouz - Re an Are hag Anne Auffret

Concert Carhaix 18 aoüt 2013 Santez Trefina - Re an Are hag Anne Auffret

Concert Carhaix 18 aoüt 2013 Da feiz hon tadou kozh - Re An Are et Anne Auffret

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2015年11月 5日 (木)

Kantik Sant Erwan

他にも興味深い演奏が多いので、もうしばらくAnne Auffret(アンヌ・オーフレ)の活動に焦点を絞ってみます。今日の一本は、オルガン伴奏によるブルターニュ語のカトリック聖歌のようです。歌詞が出ていますが、フランス語とは全く異なる言葉なので、全く分りません。下の方にフランス語の対訳が入っています。
オルガンの響き、独特な彫刻や絵画など、興味深い点が多々あります。ブルターニュ音楽の2つの代表楽器、ビニューの音はオルガンの音に紛れているのか、よく分りませんが、甲高いボンバルドはここでも目立つ活躍をしています。

Kantik Sant Erwan

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2015年11月 3日 (火)

suite Genovefa anne auffret

ブルターニュのディーヴァと言って良いと思える、Anne Auffret(アンヌ・オーフレ)については、例のKeltiaのSonjしか知らなかったのですが、youtubeには彼女が音楽を担当した色々な舞台などの映像が上がっています。特にsuite Genovefa anne auffretと題する一本は、Suite hommage à l'oeuvre Breiz-Izel d'Olivier Perrin. Une chorégraphie d'Alain Salou sur une musique d'Anne Auffret.とコメントにある通り、18、19世紀ブルターニュの画家Olivier Perrin(オリヴィエ・ペラン)の絵画作品へのオマージュのようで、振り付けはアラン・サルー、音楽がアンヌ・オーフレとあります。ブルターニュ絵画のモデルになった風景を髣髴とさせる、幻想的な程に美しい舞台と歌声に聞き入りました。

suite Genovefa anne auffret

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2015年11月 2日 (月)

Anne Auffretの歌とハープ

例のKeltiaのSonjという宗教歌アルバムで天使のような歌声を披露していた、ヴォーカルのAnne Auffret(アンヌ・オーフレ)で検索したところ、彼女のyoutubeも色々ありました。20年余り経っていますが、まだまだ瑞々しい歌声で感激しました。ブルターニュのケルティック・ハープを弾き語りしています。ビニューとボンバルドもちゃんと入っています。動画を見るのは初めてで、youtubeの有り難さをひしひしと感じる映像です。

Keltia Musique.TV Jean Baron / Christian Anneix / Anne Auffret.flv

Keltia Musique.TV Louis Capart - Anne Auffret.flv

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2015年10月30日 (金)

Yann Fanch Kemenerの歌声

ブルターニュには、他にも印象的な歌声を聞かせる歌手がいて、92年頃だったか池袋の店にいた頃によく売れていた盤にKeltiaのSonjという宗教歌アルバムがありました。youtubeは残念ながら見れなくなっていましたが、ヴォーカルのAnne Auffret(アンヌ・オーフレ)で検索したところ、男性歌手Yann Fanch Kemenerの映像がヒットしました。仏Arionのこの盤は、マントを着たジャケット共々、アカペラの独唱がとても印象的でした。

Mab er Brigant - Yann Fanch Kemener

Yann-Fañch Kemener & Aldo Ripoche: Ar veleien

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2015年10月28日 (水)

マルシャンと東欧音楽

ブルターニュの歌手エリック・マルシャンは、そう言えば特別に東欧の音楽に目が向いている人だったと思い出しました。タラフ・ドゥ・ハイドゥークスがまだ一般に大ブレイクする前の93年に、同じルーマニアの別なタラフであるTaraf de Caransebesとの共演盤をSilexから出していました。彼の中で東欧音楽がどういう位置づけにあったのかは、よく分りませんが、ブルターニュ音楽と深い所で共鳴してのことだろうと思います。ライブ映像もありました! この人、大分お年かと思ったら、まだ60でした。オコラ盤が出た90年は、まだ30台半ばだったのですね!
明日ですが、前と同じく地元のラジオ局ラヂオバリバリに20時から出るため、ブログはお休みすると思いますm(_ _)m サイマルやTuneinなら今治以外でも聞けますので、宜しければ是非お聞き下さい。

Erik Marchand et le Taraf de Caransebes "Marv eo ma mestrez"

Éric Marchand et le taraf de Carancebes (Huy 2002)

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2015年10月27日 (火)

エリック・マルシャンの歌声

もう一人のブルターニュ音楽の大御所と言えば、エリック・マルシャンをすぐに思い出します。彼の横顔のOcora盤は、確か80年代からCD化されていました。古い盤ですが、確か再発もされています。昔の録音は結構姿を消して行ってるオコラにあって、レーベルとしての力の入れ方が分るように思います。ブルターニュ語(ブルトン語)を巧みに操るマルシャンは、最近も多彩な活躍を続けていますが、このオコラ盤ではロマ出身のティエリー・ロバン(ロビン?)のギターやウード、更には北インドのタブラまで、異種交配の見本のような見事なコラボレーションを実現していますが、これは伝統的なブルターニュの歌唱のスタイルを崩さない所に秘密があるようです。

Erik Marchand et Thierry Robin: Bolom kozh (Le vieux bonhomme)

Erik Marchand & Marcel Guillou: Heuliad Plinn/ Mélanie

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2015年10月22日 (木)

アラン・スティーヴェルmeetsゴーデック・シスターズ

ブルターニュ音楽シーンを牽引してきたアラン・スティーヴェルが、斬新なバックでボンバルドを吹いたり、ゴーデック・シスターズのお婆ちゃん達に会っているシーンを収めた貴重な映像の5本組です。こんな映像が見られるのは、youtubeの賜物です。語り部としてのお婆ちゃん達から、現代のブルターニュ音楽シーンに伝統歌が歌い継がれる、その現場を見るかのようです。例のブルターニュのKeltiaレーベルの録音が1975年でしたから、正に同じ年の映像のようです。

Alan Stivell A bout portant partie 01

Alan Stivell A bout portant partie 02

Alan Stivell A bout portant partie 03

Alan Stivell A bout portant partie 04

Alan Stivell A bout portant partie 05

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2015年10月21日 (水)

Goadeg Sistersの歌声

ブルターニュの音楽に戻ります。例のSoeurs Goadec(英語の場合Goadeg Sistersという綴りも見かけます)の歌唱です。カタカナ表記は、ゴーデック・シスターズというのをよく見かけました。当らずとも遠からずだと思います。1900年生まれが最年長の3人姉妹のアカペラ・コーラスで、とても渋いけど実に味わい深い歌声です。ブルターニュのKeltiaレーベルの録音が1975年と言うことでしたから、当時で75歳。後のエリック・マルシャンなど、ブルターニュ・トラッドの源と言えそうな素晴らしい歌声と歌です。

LES SOEURS GOADEC 'KONSKRIED SANT NIKOLAZ" From LP. "AR C'HOAREZED GOADEG"

Les Soeurs Goadec - Gavotten ar menez.

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