J.S.バッハ

2008年7月 2日 (水)

ヨハンナ・マルツィのシャコンヌ

数日寄り道してバッハの無伴奏曲を見てきましたが、最後にシャコンヌを本来のヴァイオリン・ソロで。往年の女流ヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィのクリップが見つかりました。
これは昔から名演の誉れ高い録音だと思いますが、私は初めて聞きました。冒頭から凛とした気高い音色と深い表現力にとても驚きました。彼女の容姿にも、奏でる音楽にふさわしい高潔で清冽な美しさが滲み出ています。これまでのベストはシェリングかクイケンでしたが、これは今までのベストですね~。いやぁ凄い! マルツィは確かシェリングと同じポーランドの人。これまでに少なくとも2、30種類くらいは聞いているシャコンヌですが、特に重音の両方にヴィブラートをかける人は初めて聞いたような気がします。
受難曲を聴いているかのような、この曲のドラマティックな曲の展開は、シャコンヌだけに特徴的なものだと思います。抽象的な他の無伴奏ヴァイオリンや無伴奏チェロの曲の中では、やはり異色な曲だと思います。なのでややもするとどぎつい感じに陥ったり、やりすぎだな~と思ったり、失望することもとても多い難しい曲。無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ3曲の中のフーガも難曲ですが、シャコンヌには違う難しさがあると思います。その演奏者の内面を映し出してしまう恐い曲かも。
しかし、こういう演奏を聴いてしまうと、やっぱりこの曲はヴァイオリンで聞いた方が良いですね(笑)

Johanna Martzy Bach Chaconne from Partita #2 Part I

Johanna Martzy Bach Chaconne from Partita #2 Part II

* Martzy plays Bach (BWV.1001)

序に、ソナタ1番のフーガもありましたので、一緒にアップしておきます。大分前にも書いたように、20年余り前にアイダ・カヴァフィアンの生演奏で聞いて心底驚いた曲。マルツィのきびきびしたフーガも素晴らしいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月 1日 (火)

ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ

古楽器、肩掛けチェロ(ヴィオラ・ポンポーサと言ってしまって良いようです)の演奏の2日目。昨日と同じく、この楽器の製作者でもあるヴァイオリニスト兼ヴァイオリン製作者のドミトリー・バディアロフさんの演奏です。
東京も活動の拠点の一つで、BCJ(バッハ・コレギウム・ジャパン)のメンバーでもあり、東京で無伴奏公演もあったようです。ラ・プティット・バンドなどでの活躍で知られる古楽界の大御所シギスヴァルト・クイケンや寺神戸亮氏が使っているヴィオロンチェロ・ダ・スパッラは、バディアロフ氏が作った楽器。ヴァイオリンと同じ構えでチェロの音域での演奏が可能になる楽器として、バロック・ヴァイオリニストを魅了する要素が確かにあるようです。今後もそれなりに演奏家が増えていくのでは。
ヴィオラを一回り大きくした位のボディ・サイズですが、太い巻き弦を使用することで、音域がチェロと同じになるようです。弦は下からC,G,D,A,E(ド、ソ、レ、ラ、ミ)の5本。だから6番のように音域の広い曲でも無理なく弾けるのでしょう。チェリストにとって4弦のチェロで無事弾き通す感動はあるでしょうが、この軽やかさこそ、6番本来の味わいかも知れません。更に興味深いことに、昨日の寺神戸さんのサイトに書かれていましたが、響きも4弦の場合より5弦にした方が良くなるようです。共鳴効果が生まれるのかも知れません。
彼の演奏は他にも3番のサラバンドのクリップもありますが、余り映像が良くないので、今回は外しました。ご希望の方は再生後のリンクからご覧下さい。

Dmitry Badiarov plays J.S.Bach, Cello Suite No.6/1

第6組曲のプレリュード。最後の音の前で終わっていますが。左手とボウイングが見えないのが残念。

Dmitry Badiarov plays J.S.Bach, Cello Suite No.6/2

第6組曲の2曲目、アルマンド。64分音符まで使った細かい譜分りで書かれていますが、これほど天上的な響きの大らかなアルマンドも稀有でしょう。これも音域が広くてチェロで弾くのは大変難儀な曲ですが、ここでは無理なく大らかに聞こえます。

Dmitry Badiarov plays J.S.Bach, Cello Suite No.2

5番と並んで6曲中2曲だけ短調で書かれた第2組曲からプレリュード。中ほどからが演奏。憂いを含んだ瞑想的な音楽に、この楽器の古風な音が実にぴったり。

Dmitry Badiarov - about BACH and HIS cellos

バディアロフ氏によるバッハの音楽と彼の楽器についての解説。この人ポリグロットのようで、スペイン語で解説しているビデオもありました。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年6月30日 (月)

甦ったヴィオラ・ポンポーサ

昨日はチェロによる驚きのシャコンヌ演奏をアップしました。イラン・シリーズをもう少しお休みして、今日もバロック期の大作曲家J.S.バッハ関係。しかしクラシックでも色々面白い動きが出てきてますね。
昨年末に当ブログで一日一楽章で取り上げた無伴奏チェロ組曲ですが、本来この楽器のためにかかれたのでは、と言われているヴィオラ・ポンポーサ Viola Pomposa(ヴィオラ・ポンポーザとする方が多くヒットするようですが)による演奏がyoutubeでも出てきていますので、それらを取り上げてみます。5弦の大型ヴィオラ、または小型チェロ状の楽器を、ストラップで肩からつるすため、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ Violoncello da Spalla (肩掛けチェロ)とも言われるようです。肩掛け式のため、楽器は大きくても、左手のフィンガリングと右手のボウイングの向きは、チェロ式ではなくヴァイオリン式になります。そのためチェリストではなく、ヴァイオリン奏者が弾いている場合がほとんど(全て?)のようです。今の所Dmitry Badiarov氏と寺神戸亮さんしか知りませんが。この楽器についてはコロムビアの寺神戸(てらかど)さんの上記ページが、ビデオ入りで非常に参考になります。(ハイブリッドSACDも近々HPの方にアップ予定)
チェロのための不朽の名作として知られる6曲の無伴奏チェロ組曲ですが、後半に行くに従って左手親指の使用が多くなります。3番のプレリュード後半、4番のブーレ2、5番のクーラントとガヴォット1と、5番までは数箇所ですが、6番になると5弦の楽器のために書かれているのがより明瞭になって、通常の4弦のチェロで弾く場合は親指がほとんどフル稼働状態。当然演奏は至難を極めることになります。バロック時代にはチェロで親指を使うことはなかったようですから、オクターヴの音を親指抜きで押さえられるヴィオラ・ポンポーサのために当初書かれたという説が非常に有力になってきているそうです。

「幻のヴィオラ・ポンポーサ」については82年頃からVOXのLPなどで知っていましたが、実際に実物の演奏を聞ける日が来るとは思いもよりませんでした。なので、この記事を書きながらも、少々興奮状態にあるため「てにおは」がおかしいかも知れません(笑) この古楽器が紡ぎ出す音楽自体の感想は明日に回します m(_ _)m
 ※追加情報  日本にこの楽器の製作者の方がいらっしゃいます。こちら

今日は理屈はこの位にして(笑)、ヨーヨー・マの演奏で一躍ポピュラーになった第1組曲からアップします。

Dmitry Badiarov plays J.S.Bach, Cello Suite No.1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月29日 (日)

チェロによるシャコンヌ

イラン音楽シリーズの途中ですが、西洋クラシック関係で驚きのビデオが見つかりましたので、今日はそれをアップしたいと思います。よく出入りしているmixiのチェロ関係のコミュで話題になった一本(前半、後半)です。クルドを含め、イラン音楽シリーズをご覧の方、申し訳ございません。数日寄り道する予定ですm(_ _)m
シャコンヌにつきましては、去年の9月24日に一度ミルシタインの演奏入りでアップしてあります。シャコンヌは、J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ2番の終曲で、ブゾーニ(プッチーニと同じく、「トゥーランドット」を題材にしたオペラも書いたイタリアの作曲家)がピアノに編曲するなど、ヴァイオリン独奏以外でも弾かれることの多い名曲中の名曲です。この曲をヴィオラで弾くのならまだ分かりますが、大きなチェロで、しかも原調のニ短調(d-moll)で弾いている驚くべき演奏です。後半の3声で動く辺りは特に難しいのではと思っていましたが、やはりチェロなりのアレンジが施されていました。ヴァイオリンでは一番難しい箇所だと思います。
楽器の話になりますが、ヴァイオリンの調弦は下からソ、レ、ラ、ミ(G,D,A,E)で、ヴィオラは5度下のドが下に入って上のミが抜けるため、ド、ソ、レ、ラ(C,G,D,A)となります。チェロはそのヴィオラの音が全てオクターヴ下がった調弦になっています。(全て西洋式のチューニングの話しですが) 
シャコンヌの頭のレ、ファ、ラの重音は、ヴァイオリンの場合、下の弦3本で弾きますが、チェロで同じ調性で弾くとすれば、一番下のC線を外した形になるのだろうなぁと思っていました。やはりその通りで、その重音から始まり、続きは上3本の弦のハイポジションを左手親指を駆使しながらヴァイオリンとほとんど同じ音をオクターヴ下で弾くことに成功しています。これはとてつもなく難度の高い技術だと思いますが、それをこのKalman Imreは極めて正確に、しかも暗譜で弾いています。ほとんど完璧ですね。これには驚きました!  
ヴァイオリンの指使いを応用できる5度下のト短調(g-moll)の編曲もあるようですが、それだと音が低くて大分鈍重な印象になると思います。ニ短調だとC線はほとんど使わないのかも知れませんが、その代わり高い弦をハイポジで弾くことで、シャコンヌ本来の重音奏法の輝きを失っていないと思います。もちろんヴァイオリンのように4つの重音の場合は一度には押さえられないので、同じ弦で2つ音を取っている箇所も多いです。アルペジオの辺りで、一番下のC線ハイポジ使用の裏技があるように見えます。
Kalman Imreという名前だと、トルコかハンガリー系の人ではと思いましたが、こちらで確認したら、セルビア出身だと分かりました。セルビアは元オスマン帝国領だし、ハンガリー系住民も多い所。同じ旧ユーゴ出身のピアニスト、イーヴォ・ポゴレリッチも、J.S.バッハ演奏を得意にしていたのを思い出しました。彼はよくTVなどで「キリスト教が分からなければ、J.S.バッハは分からない」と言っていましたが、Kalman Imreならどう言うでしょうか^^

※日本のチェリスト、岩崎洸さんもシャコンヌのCDを出されているようです。バロックチェロのアンナー・ビルスマも無伴奏ヴァイオリンのソナタ2番とパルティータ3番を入れていますが、シャコンヌはまだだったように思います。最近のチェリストのレパートリー拡大には驚かされます。

Kalman Imre Cello Johann Sebastian Bach: Chaconne part 1

Kalman Imre Cello Johann Sebastian Bach: Chaconne part 2

| | コメント (26) | トラックバック (0)

2007年12月31日 (月)

無伴奏チェロ組曲6番 Gigue

ついに大晦日です。今TVでは紅白をやってますが、ようやく今日のブログに取り掛かれました。いよいよ今日で無伴奏チェロ組曲シリーズも最終回。
第6組曲のフィナーレ、ジーグです。
深刻な5番の後、神々しいほどに天上的な音楽が続いた6番を締めくくるのは、天才バッハの高笑いのような底抜けに明るいジーグです。こんなめちゃ明るい踊りを最後に持ってくるとは。フロイデの合唱が響き渡る頃ですが、こちらも大晦日にふさわしい大団円の一曲ということで^^
拙いガイドでしたが、もしこのシリーズを36曲全部見ていただいた方がいらっしゃいましたら、本当に長い間有難うございました。
カタログ作成も無事完了しました。到着は3日頃でしょうか。
取りあえずは、めでたしめでたし。 

皆様、良いお年を!

Bach - Cello Suite No.6 vi-Gigue

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年12月30日 (日)

無伴奏チェロ組曲6番 Gavotte

今日は6番のガヴォット。いよいよ今年も後2日。無伴奏チェロ組曲も34曲紹介し終わりましたので、残り2曲です。4番の最初に書きましたが、大晦日に終わるようになっておりました^^ 作業の都合で早めのうpです。
4番のブーレを思い出させる楽しい楽章。重音奏法のゆったりした中間部を挿んで演奏されます。でも弾き方によってはお遊戯のようになってしまう気がしますので、マイスキーのように歯切れよく、ノーブルなイメージを持って演奏することが肝要だと思います。Mercuryから出ているシュタルケルの全集では、このガヴォットに関してはラジオ体操第2のように聞こえて仕方なかったです。分散和音くらいだと奥ゆかしいのですが、名手の手にかかると3つの重音が一度に聞こえてしまうからでは。余りリズミカルに弾くのも、考えもののような気がします。
メロディはお遊戯っぽく親しみやすくても、やはり6番の曲。ハイポジションでの重音の連続で、テクニック的には非常に難しいです。

Bach - Cello Suite No.6 v-Gavotte

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月29日 (土)

無伴奏チェロ組曲6番 Sarabande

今年も後3日です。新しい入荷分もカタグル(中国訛り? 「カタログ」をこう言っていたシナの知人がおりまして)に盛り込まないといけなくなり、猫の手も借りたい状況ですが、取り合えず今日は6番のサラバンド。頭の中は海胆状態ですが、せめて5分間の平安を^^;

ノーブルな響きが素晴らしいサラバンドです。これ程深い味わいのサラバンドも少ないでしょう。ほとんどが重音奏法で、しかもハイポジションでフラジオレット(ハーモニックス)を混ぜながらの曲で、どえらく難しいです。親指も出たり入ったり。チェロのハイポジションは、大変な握力が必要です。

Bach - Cello Suite No.6 iv-Sarabande

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月28日 (金)

無伴奏チェロ組曲6番 Courante

28日の忙しい日に雨でした。こんな日は爽やかな6番のクーラントをどうぞ。
クーラントらしい軽快な曲ですが、やはり音域が広く、最低音のドからかなり高い音まで急速に上がったり下がったりするので、弾くのは大変。フラジオ(ハーモニックス)も所々入ります。それだけに音程がぴたっと合ったときは快感!
マイスキーは快速テンポで完璧に弾いていて、まさに職人芸です。ちょっと音程が彼流のところもある気がしますが。(1箇所だけかも? しかし時々音程が平均率と少し違うと気が付く人はいるようです)主音に戻って終わるときに導音(主音の半音下)を間に入れて、テロレーと終わるのも彼独自です。

Bach - Cello Suite No.6 iii-Courante

今日は諸々支払いその他で、このクーラントのようにあわただしい一日でした。掲示板にも書いたことですが、重要なお知らせですので、こちらにも書いておきます。(ブログだけ見ていただいている方、済みません。)
VDEですが、1月の2週目の入荷に決まりました。大変お待たせ致しました。
カタログは、今日版下にジャケットが入って、明日土曜印刷の予定ですので、年内には全て投函、到着は2008年になってからということになりました。大変お待たせ致しました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年12月27日 (木)

無伴奏チェロ組曲6番 Allemande

今日は6番のアルマンド。G線上のアリアを思い出させる、天上的な美しさに溢れた名曲です。マイスキーはとりわけゆったりと9分近くかけて演奏しています。6番全般については昨日の記事をご覧下さい。
これは特異なアルマンドで、6曲中最もゆっくりしたテンポで、音符は細かく細分化されている曲。他のアルマンドと聞き比べると分かりますが、音域が1オクターブ高いです。ピアノのように場所を移動すればいいだけの楽器ではないので、左手が大変になってきます。
無伴奏チェロを練習するなら、まずアルマンドをしっかりね、とはよく言われることらしいですが、確かにテクニック的に入りやすいし、バッハ演奏の表現の核を含んでいると思います。1番でも移弦が多く意外に難しいプレリュードより、アルマンドの方が入りやすいでしょう。クーラントやジーグは早くて左手が大変、サラバンドはゆっくりだけど表現力の深さを問われるので、確かにアルマンドでしょうか。サラバンドとジーグの間にはオプションの舞曲が挟まれますが、そのガヴォットも高難度。とにかく6番は全て難しいです。

Bach - Cello Suite No.6 ii-Allemande

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月26日 (水)

無伴奏チェロ組曲6番 Prelude

いよいよ最後の組曲第6番に辿り着きました。この組曲は、慈愛と歓喜に満ち溢れた天上のチェロ音楽、とでも形容できるでしょうか。6番は5番と並んで間違いなくチェロ組曲中の最高傑作だと思います。
プレリュードは実に輝かしい、交響的とも形容されるほど響きが豊かな曲で、それもそのはず、音域は4オクターヴ近くに及び、演奏は至難を極めます。3連譜、8分の12拍子の、見た目は整然とした譜面ですが、その音楽的奥行きの深さには驚くばかり。マイスキーの録音セットは残響が豊かなようで、冒頭の同音連続から正に交響的に響き渡っています。

本来5弦の小型チェロか、5弦の大型ヴィオラ(バッハが考案したという説があるヴィオラ・ポンポーサ)のために書かれたと言われているので、それを4弦で弾くのは元々無理がある訳です。従って、上のポジションでは左手親指もフル稼動。(アンナー・ビルスマなど、バロック・チェリストは、しばしば5弦の楽器で演奏してCDも出しています)
後半の高音の部分は、スーパー難度の箇所で、プロでも音を外さないように注意深く弾いているのが分かります。前半のミを巡る高い音の動きから降りてくる辺りも、絶美の箇所だと思います。ここも大変な難所で、上手く通せた時はゾクゾクとします^^
低いポジションでも、ポジショニングの美しさにはっと驚きます。バッハの周囲にはチェロの名手が沢山いたそうですが(本人はヴィオラを愛奏していたらしいです)、この楽器を知り尽くした上で書かれているなぁと感嘆してしまいます。

Bach - Cello Suite No.6 i-Prelude

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年12月25日 (火)

無伴奏チェロ組曲3番 Gigue

いよいよ3番も最後の曲、ジーグです。
3番のアルマンドがインド象のダンスなら、ジーグはさしずめアフリカ象のダンスか?w  
しかもワルツと同じ3拍子。(猛烈に速いですが)
カザルスの演奏ではそんなことを感じましたが、マイスキーは格闘家のような激しい演奏を展開しています。
youtubeですから、移弦の激しい部分では映像が追いついていません。ほとんどちび黒サンボのトラ状態ですw
明朗かつ重厚な3番を締めくくるにふさわしい堂々たるジーグです。

Bach - Cello Suite No.3 vi-Gigue

Janos Starker - Bach: C Major Suite - Gigue

前にコダーイとカサドのチェロ曲をアップしましたが、ハンガリーの巨匠ヤーノシュ・シュタルケルの弾く3番のジーグ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年12月24日 (月)

無伴奏チェロ組曲3番 Bourree

第3組曲のブーレ。昔からチェロ組曲中、一番ポピュラーな曲でした。1番のプレリュードがブレイクするまでは。
この愛らしいメロディー、どこかで耳にしたことがある人が多いのでは。
中間部は短調に転じますが、マイスキーはかなりテンポを落として演奏しています。このソフトな弱音、聞かせます! 
全体に、ポリフォニーを際立たせる弓さばきの巧みさが光る演奏。

Bach - Cello Suite No.3 v-Bourree

マイスキーについて、ここら辺でちゃんと紹介しておきましょう。(以下Wikipediaより引用)

ミッシャ・マイスキー(Mischa Maisky, 1948年1月10日 - )はラトヴィア(旧ソビエト連邦)出身のチェロ奏者。名前はミーシャとも。
現在もっとも活躍している世界的チェリストのひとり。初期には格調高い表現にスケール感や陰影に富んだ演奏を聴かせていたが、歌謡性やより自由で情熱的な表現を重視したスタイルへと変わってきている。同じリガ生まれのヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルはマイスキーの1年「先輩」にあたり、クレーメル主宰のロッケンハウス音楽祭には定期的に出演している。マルタ・アルゲリッチとの共演をはじめ、室内楽にも精力的に取り組んでいる。レパートリーは幅広いが、メロディの要素を重視する傾向が見られる。チェロ用に書かれた作品はもちろん、フランツ・シューベルトの歌曲をチェロで演奏するという試みもある。

* リガ生まれ。ユダヤ人の家系で、8歳からチェロを始める。マイスキーがチェロを持ったのは、姉がピアノ、兄がヴァイオリンを習っており、3人でピアノ三重奏曲が弾けるという親の意向であったらしい。
* リガ音楽院を経て1962年にレニングラード音楽院付属音楽学校に入学。マイスキーは少年時代からヨハン・セバスティアン・バッハの音楽に惹かれていたという。
* 1965年、17歳で全ソビエト連邦音楽コンクール優勝。同年、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団と協奏曲を弾いてデビューする。
* 1966年、チャイコフスキー国際コンクール6位入賞。このとき、コンクールの審査員だったムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(1927年3月27日 - 2007年4月27日)に才能を認められ、モスクワの自宅に招かれて指導を受けることになる。
* 1969年、姉がイスラエルに亡命したことにより、マイスキーの一家はソビエト当局の監視下に置かれることになる。
* 1970年、マイスキーは逮捕され、ゴーリキー郊外の強制労働収容所で18ヶ月間の生活を強いられる。師のロストロポーヴィチも別荘でアレクサンドル・ソルジェニーツィンをかくまい、ソビエト当局から演奏活動を停止させられている。出所後も兵役を命じられたマイスキーは、ユダヤ人医師に相談、医師はマイスキーを精神病院に入院させることで、兵役を回避したという。
* 1972年、国外移住を認められて11月に出国、渡米する。
* 1973年、イスラエルに移住。同年カサド音楽コンクール優勝。カーネギーホールでリサイタルを開催する。リサイタル後に招かれた匿名の老紳士宅で演奏したマイスキーは、紳士から1720年製のモンタニャーナのチェロを贈られたという。マイスキーは現在もこの楽器を使用している。
* 1974年、ロストロポーヴィチから「ピアティゴルスキーと会えるチャンスがあったら、絶対に逃してはいけない。」といわれていた言葉を守って、グレゴール・ピアティゴルスキー(1903年4月17日 - 1976年8月6日)の最後の弟子となる。
* 1975年、フランスのヴァンス音楽祭で、マルタ・アルゲリッチと知り合い、以降二人は音楽上の重要なパートナーとして数多く共演、録音する。
* 1984年から85年にかけて録音したバッハの無伴奏チェロ組曲全曲(旧盤)の録音がドイツ・グラモフォンレーベルより発売され、世界的な名声を確立する。

以下に二人の師匠の同じブーレの演奏をアップしておきます。両方かなり古い時期の映像です。全曲はマイスキーしかありませんが、3番のブーレは有名なので、他の人の演奏もかなり見つかります。

Rostropovich plays Bach´s Bourree - Suite No 3

Gregor Piatigorsky plays Bach Bourees

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月23日 (日)

無伴奏チェロ組曲3番 Sarabande

今日は組曲3番の緩徐楽章、ゆったりとした3拍子のサラバンドです。
重低音をたっぷり活かし、高音部での泣きの節は崇高さに溢れ、実に素晴らしいです。
やはり6つのサラバンドの中で一番有名な曲でしょう。
マイスキーの研ぎ澄まされた音色と技巧に魅了される一曲。

と、ここまでならいつものような記事内容ですが、ここで一つ問題提起を。
この3番は私の見方では5番、6番と並んでキリスト教の感性を色濃く感じる曲ですが(上記の崇高さの辺りとかアルマンドの所々)、旧ソ連出身のユダヤ人であるマイスキーは、その辺どう感じるのか、もし可能であれば本人に聞きたいものです。
先日アップしたポゴレリッチは、キリスト教が分からなければ(あるいは信じていなければ、でしょう)バッハは本当には分からないとよく言っていたなぁと、思い出しました。一方ある知人(ユダヤ人ピアニスト)は、バッハの音楽はキリスト教なんて超えている、普遍的な価値を持った音楽だ、とよく言っていました。きっとマイスキーも同じ意見なのでしょう。この曲集はチェロの旧約聖書とまで言われていますし。(新約はベートーヴェンのチェロ・ソナタ)
私も今では賛成ですが、大好きな3番のアルマンドを弾きながらも、ん?と思うことが時々あります。それは違和感と言えるのかも知れませんが、自分でもよく分かりません^^

Bach - Cello Suite No.3 iv-Sarabande

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年12月22日 (土)

無伴奏チェロ組曲3番 Courante

伊予では雨、というより嵐に近い状態。昨日の打撲は何とか無事そうですが、下にあったスピーカーをトゥ!してしまったので、爪先が赤く腫れ上がっています。イテテw  ハコは無事でした。
今日は第3組曲のクーラント。実に爽快かつ痛快な一曲。
急速なアルペジオで駆け下り、また駆け上がったりの、移弦が大変な曲です。マイスキーは弓の元の方で半とばしにしていますが、もう少し弓を多く使って弾く人が多いように思います。でもさすがマイスキー上手いな~。この人の弓使いは非常に勉強になります。
後半のしおる部分の哀愁味がなかなかに良いんです。ここはもうちょっと「しおって」欲しかったかもw

しおる=謡曲の用語で、ふと一瞬短調に転じて詠嘆や悲哀を表すフレージング。チェロにも当てはまりそうと思って使ってみました^^

Bach - Cello Suite No.3 iii-Courante

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月21日 (金)

無伴奏チェロ組曲3番 Allemande

今日は第3組曲の2曲目、アルマンドです。
これは高い音と低い音のメリハリのきいた、とても素晴らしい曲です。
練習していてもワクワクします。アルマンドのルーツは前述したようにドイツ風舞曲ですが、チェロで弾くと象のダンスのようでもあります。
20年ほど前に一時チェロを所有していた時に、ヘ音記号もちゃんと読めないのに、指板をまさぐって弾こうとした思い出深い曲。3番を聞いて一番最初に耳に残っていたということでしょう。チェロは諸般の事情で18年ほど手元にありませんでしたが、2年前に中国製の格安楽器で買い戻しました。丸一年弾き込んだヴァイオリン編曲版無伴奏チェロ組曲に飽き足らなくなったからですが、東京生活の最後に良い先生に巡り会ったのも幸運でした。今はほとんど独学。隣町の松山に一応新しい先生はいますが、なかなかレッスンに行けません。
先程階段から転げ落ちて、全身打撲。方々痛いので、今日はこれまで。年末の忙しい時に何で? (TOT) 衝撃で祖父の形見が壊れました。

Bach - Cello Suite No.3 ii-Allemande

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月20日 (木)

無伴奏チェロ組曲3番 Prelude

今日からは無伴奏チェロ組曲の第3番。
明朗かつ豪快な曲で、ヨーヨー・マが1番のプレリュードをポピュラーにするまでは、昔からチェロ組曲中一番有名な曲でした。
まずは最初のプレリュード(前奏曲)から。
ハ長調なので、下からド・ソ・レ・ラが開放弦のチェロの重低音を存分に活かせる曲です。
聞いていても弾いていても熱く燃えてくる曲です。
後半のソの低音を中心とするアルペジオ部分(オルゲルプンクト)では、左手指が4本では足りないので、親指が登場します。親指と小指は最大22センチくらい開き、初心者は皆こんなことさせるのか、とギョっとする難所です。最初は拷問のように思いますが、段々快感に変わってきます^^  お聞きの通り、演奏効果抜群のプレリュードですが、演奏者にはスタミナが要求される曲です。

無伴奏チェロ組曲は奥さんのアンナ・マグダレーナの写譜のみで、バッハ自身の自筆譜が残っていないので、昔から色々な解釈がありました。特に往年の演奏家(パブロ・カザルス、ピエール・フルニエ、ポール・トルトゥリエなど)では、所々ですが音の異なりがあって、聞いていてエアポケットに落ちたように驚くことがしばしば(2番や5番に多かったように思います)ありますが、3番では比較的少なかったと思います。カザルスやヨーヨー・マの全曲を持っている方が、一般的には多いかと思いますが、是非聞き比べてみてください。

Bach - Cello Suite No.3 i-Prelude

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月19日 (水)

無伴奏チェロ組曲5番 Gigue

いよいよ5番もフィナーレのジーグです。
深遠なムードの5番を締めくくるのは、独特なスイング感のあるジーグ。
この曲にはドラマがあります。一人で弾きますが、声部が分かれているので対話しているように弾くのが肝要。対話の内に最後の方で長いトリルが出てくる辺りでクライマックスに達し、最後は力強く最低弦のC線を響かせて終わります。
演奏家によってはフワッと静かに終わりますが、マイスキーは、このC線を長く伸ばして、ドラマを熱く締め括ります。弾き終わった彼のポーズによく表れています。

この映像はおそらく88年頃(最初の無伴奏収録の前後位では)のものだと思いますが、彼のドイツ・グラモフォンからの再録では更に最後のC音を伸ばしています。全体にかなりテンポを揺らす演奏で、賛否両論ありますが、この5番に関しては更に素晴らしいと思います。

プレリュードの時に書きましたが、何かカタルシス(浄化)を感じさせる曲だと思います。辛い局面を通り過ぎた後の虹のような。
でも短調のままゴーっと最も低い音を鳴らして終わっている。それがこの曲の特異な所でしょうか。全曲を通しで聴くとカタルシスというのも分かるかな~と思います。マタイ受難曲の終曲を思い出すんですね。そういう所が。

マタイは92年頃だったか、ヴィンシャーマンが来日した時に抜粋のコンサートに行きましたが、ラストのコラール(合唱)の後は、涙が溢れ、どうやって会場の外に出ようか困った程でした^^  連れはあっさりした反応でしたが。 
※この5番のジーグでも、マイスキーのようにドラマティックに弾かれると、ついウルウルしてしまいます。 涙腺肥大でしょうかw  自分でもよく弾きますが、どうも納得が行かないです^^ 
クリスチャンではありませんが、それでも激しく揺り動かされる曲なんですね。西洋音楽の最高峰と言われるのも納得が行きます。リヒター新旧やミュンヒンガー、メンゲルベルクの演奏など通しで聞いてきましたが、ヴィンシャーマンもなかなか良かったと思います。もし名指揮者カール・リヒターが生きていたとして、アルヒーフからの旧録を生で聞けたとしたら。。。考えただけでも恐い気がします。マタイはまた機会が巡ってきたらアップしたいと思います。

Bach - Cello Suite No.5 vi-Gigue

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月18日 (火)

無伴奏チェロ組曲5番 Gavotte

今日は5番のガヴォット。一瞬の発音の閃き、響きのバランス、しなやかさなど、繊細なテクニックが求められる曲。
最初の音が残念ながらちゃんと入っていませんが、マイスキーは最弱音から弾き始めます。中間部の3連譜の流れるような美しさは特筆もの。はっと驚くフィンガリングも随所に。
ハイポジションで少しずつ上がったり下がったりして重音を取らなければ弾けない難曲中の難曲。人差し指と3度の間隔の小指で2本5度で押さえる3重音など、過酷なフィンガリングを要求する曲です。
ガヴォットといえば、どこか可愛らしい舞曲のイメージがありますが、この曲にはそんな感じは微塵もなく、「魂のガヴォット」とでも言えましょうか。J.S.バッハの書いた絶唱の一つだと思います。

Bach - Cello Suite No.5 v-Gavotte

05 - Pogorelich - Bach - English suite no.3 - Gavotte

一昨日アップしたポゴレリッチのイギリス組曲3番からガヴォット。この曲も素晴らしいです。最初の和音のインパクトは20年以上経っても忘れられません。どちらかと言えば、グールドの演奏で覚えている曲です。

Jacques Loussier plays Bach, gavotte b minor

ジャズ・バッハで一世を風靡したジャック・ルーシェの演奏。 ガヴォットで引っかかりましたが、これは無伴奏ヴァイオリンのパルティータ1番のブーレです。ガヴォットは間違い。
しかし面白いアレンジです。ルーシェにはジャズ・マタイなんていうのもありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月17日 (月)

無伴奏チェロ組曲5番 Sarabande

今日は5番のサラバンド。これほど音数が少なく、簡潔に書かれた曲も少ないです。
それだけに演奏者の状態を鏡のように映し出す恐い曲。

ルキノ・ヴィスコンティの映画「地獄に堕ちた勇者ども」(副題は「神々の黄昏」)の中で、ナチス台頭に伴い堕落・没落する財閥一族の当主の誕生パーティーでこのサラバンドが演奏されました。混沌と黄昏を暗示するかのように。

イングマル・ベルイマンの映画「叫びとささやき」でも、深層心理を描写するように使われたようです。

無駄な音をそぎ落としたシンプルな作りが、かえって映像作品では生きたようです。
深遠な魅力の5番の中にあっても、特に印象に残る一曲です。

Bach - Cello Suite No.5 iv-Sarabande

Glenn Gould - Bach - BWV 828 - 5 - Sarabande

こちらは長調ですが参考までに。鬼才グレン・グールドの弾くJ.S.バッハのパルティータ4番のサラバンド。いつものように歌いながら弾いていますw  グールドは80年代前半によく聞きました。懐かしいです。こうしてyoutubeで再会するとは。
ゆったりした3拍子なのは、チェロの場合と同じ。どちらもサラバンドのルーツのスペイン風な所は、最早感じられないですねw

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月16日 (日)

無伴奏チェロ組曲5番 Courante

今日は第5組曲のクーラント。
クーラントらしい疾風のように過ぎ去る楽章ですが、音の動きが早く、難曲揃いの5番の中でも明後日予定のガヴォットと並んで一番難しい曲だと思います。後半は左手が4指で足りないので、所々親指も登場します。
この曲をこのテンポで弾けるようになるには、後どの位かかるでしょうか?(タメイキw
5,6番は本当に難しいです。

2本目は同じ短調のクーラントということで、参考までにイギリス組曲第3番のクーラント。やはりリズム形が似ているように聞こえますね。演奏は旧ユーゴ出身のピアニスト、イーヴォ・ポゴレリッチ。80年代は大変な人気でしたが...。

Bach - Cello Suite No.5 iii-Courante

03 - Pogorelich - Bach - English suite no.3 - Courante

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月15日 (土)

無伴奏チェロ組曲5番 Allemande

今日は5番のアルマンドです。
アルマンドと言えば本来は泥臭いドイツの農民の踊りですが、5番らしい深遠な音楽に昇華されています。骨太で重量級のアルマンド、チェロらしい響きの曲です。後半の展開は特に素晴らしいです。
マイスキーの弓使いの巧みさには目を見張ります。先弓でもどうしてあんなに良い音が出るのか? スラーのかけかた(音符のつなげ方)、重音の鳴らし方など、独自の工夫を色々やってますね。さすが名手の妙技という感じです。

Bach - Cello Suite No.5 ii-Allemande

Bach - Allemande

こちらは同じくバッハの無伴奏フルート・ソナタ、冒頭のアルマンド。オーレル・ニコレのビデオとかあれば良かったのですが、こちらもなかなか良い演奏。同じ短調の曲なので、ご参考までに。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月14日 (金)

無伴奏チェロ組曲5番 Prelude

今日から第5組曲、バッハの全作品中でも屈指の名曲でしょう。
6曲の無伴奏チェロ組曲中、2番と並んで短調の曲です。
荘重なフランス風序曲の後、2分50秒くらいから速い後半部分に入り、ここはフーガになっています。 チェロ一本でフーガですよ!w
 (フーガとは同じ旋律が複数のパートに順次現れるのが特徴で、カノンをもっと複雑にした楽曲形式)
一番高い弦をラからソに下げるように指定(変則調弦=スコルダトゥーラ)がありますが、響きが悪くなるため現在ではそのままの平行5度調弦で弾かれることがほとんど。ソに下げると運指は簡単になりますが、ラのままで弾こうとすると指の開きが大きくて大変。本当は5弦用に書かれた6番と並んで難曲とされる所以です。
天皇陛下にもチェロを教えた名チェリストで、御年92歳の青木十良さんの推測では、このプレリュードにおいて、キリストがゴルゴタの丘を十字架を背負って登っていく所や、とどめの杭が打たれる所(2つのコーダ=終結部)が描写されているのではとのこと。確かにコーダ辺りの音楽の密度の高さは圧巻で、音楽に引き込まれながらも(弾いていると特に)、息苦しさのような感じを覚える箇所です。プレリュードはそこで終わります。
この後にアルマンド、クーラント、サラバンド、ガヴォット、ジーグと続きますが、最後の2曲はマタイ受難曲に喩えるなら、最後のコラールでしょうか。極限の苦悩の先にカタルシスを感じ、癒されて曲が終わる点では似ているように思います。
(本稿は、地元のSNS、イマソウにアップしていた記事の転載)

Bach - Cello Suite No.5 i-Prelude

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月13日 (木)

無伴奏チェロ組曲4番 Gigue

いよいよ4番の組曲も、フィナーレのジーグです。
ユーモラスという形容を見かけたことがありますが、どうでしょう?
タララ、タララ、タララ、タララ、タララ、タララ、ター
の最後のターが低音に急に下がる辺りが、象のダンスを彷彿とさせるからでしょうか。
陽気で力強いフィナーレであることは確か。
速い8分の12拍子の曲で、4拍子の一拍が3連譜になっているパターンです。
後半の短調に転調して、もとに戻る辺り、本当に素晴らしいラインを聞かせます。弾いていてもぞくぞくします。マイスキーは冒頭ハイポジションで弾いて深い響きを出していますが、フィンガリング(左手)とボウイング(右手)の美しさに見とれてしまいます。
(本稿は、地元のSNS、イマソウにアップしていた記事の転載)

明日から無伴奏チェロ組曲の中でも、チョモランマ級の名曲、第5組曲へ。順に行けば3番ですが、5番を後に持ってくるとちょうどクリスマスに5番の後半があたります。5番のプレリュードは十字架を背負ってゴルゴタの丘を登る所とか、磔刑されたキリストに最後の杭を打つ所を描写しているという説があり、受難節なら向きますが、生誕節には不向きと思い、5番を先にしました。明朗かつ豪快な3番がクリスマス辺り、慈愛と歓喜に満ちた6番を最後に持ってきて今年の締めくくりにする予定です。ちょうど最後のジーグが大晦日に来ます。

Bach - Cello Suite No.4 vi-Gigue

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月12日 (水)

無伴奏チェロ組曲4番 Bourree

今日は第4組曲のブーレ。
アンナー・ビルスマというバロック・チェリストは、猛スピードで演奏していましたが、マイスキーは極めてノーマルなブーレのテンポで、ノーブルに演奏。
低音が程よくブレンドされて、聞くのも弾くのも楽しい曲です。E-flat Majorの音階練習を繰り返さないと指が回らない難しい曲ですが。せわしい指使いの前後と、中間部の重音奏法の対比が見事です。中間部では重音を取るため低いポジションで左手親指が登場。3,4,5番組曲では所々出てきます。(6番では親指もフル稼働)

変な喩えですが、このブーレを聞いてロンパールームを思い出してしまうのは私だけでしょうか?w
ロンパールーム=昭和40年代の幼児向け番組。ブーレのような遊戯性に溢れたテーマ曲と、おやつのミルクとビスケットが美味しそうで、子供の頃に鮮烈な印象を持った人も多いはずw  あのテーマ曲はマザーグースの歌か?

Bach - Cello Suite No.4 v-Bourree

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月11日 (火)

無伴奏チェロ組曲4番 Sarabande

今日は4番のサラバンドで、演奏はラトヴィア出身の名手ミッシャ・マイスキー。
私的には全6曲のサラバンド中、一番好きな曲です。
(弾くのも6曲のサラバンド中一番難しいと思います)
この曲は緩徐楽章なので、弓の動きがゆっくりですが、しばしばその一弓の途中で重音が出てきて、これが大変。美しく響かせるのは至難の業です。右手(ボウイング)のコントロールが最大の難関だと思います。
しかしこのサラバンド、穏やかな表情の中に、しみじみと胸に迫るものがあります。
静かな感動を呼び起こす一曲を、どうぞご堪能下さい。
(本稿は、地元のSNS、イマソウにアップしていた記事の転載)

※4番が終わったら民族音楽に戻ろうかとも思っていましたが、一日一楽章で日数と曲数を合わせてみると、ちょうど大晦日に6番の終曲のジーグが来ますので、このまま継続することにしました。8日から24日連続になります。組曲は4,5,3,6番の順で考えています。民族音楽ファンの方、済みません。年明けにはザカフカス(Закавказ)などを予定しておりますので。

Bach - Cello Suite No.4 iv-Sarabande

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月10日 (月)

無伴奏チェロ組曲4番 Courante

ミッシャ・マイスキーの弾く無伴奏、今日は4番のクーラント。
クーラントらしい速度の4分の3拍子の曲。一拍の分割が2つ、3つ、4つと交互に出てくるし、早いのでかなり難しいです。後半の音程が跳躍する辺りは、弾くには難所ですが特に素晴らしい所だと思います。
それを聞く人に感じさせず、軽快なクーラントらしく、そよ風のように弾く、これがコツでしょう。

Bach - Cello Suite No.4 iii-Courante

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月 9日 (日)

無伴奏チェロ組曲4番 Allemande

今日は4番のアルマンド。
アルマンドと言えばその名の通りドイツ風舞曲が起源ですが、J.S.バッハにおいては前奏曲の後に来る緩徐楽章のようなものと捉えれば良いでしょうか。4番のアルマンドは、弾いていて清々しいとても良い曲です。
ただし変ホ長調は開放弦が余り使えないし、指の開きが大きくてチェロで弾くには辛い調。5番のハ短調程じゃないですが。
属調から始まる後半が短調に転調してまた戻る辺りは、なかなか聞きもの。
J.S.バッハの二つの無伴奏音楽はチェロの方が後で書かれていますが、ヴァイオリンより少ない音数でこれだけ聞かせる音楽を書くのは、凄いという他ないと思います。単旋律のようでも、実は他のパートが隠れていて、それだけ上下に音を散らしてもいる訳ですね。それが飽きがこない秘密だと思います。弾き手は他のパートも意識しながら弾くことが必要だと思います。
(本稿は、地元のSNS、イマソウにアップしていた記事の転載)

Bach - Cello Suite No.4 ii-Allemande

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月 8日 (土)

無伴奏チェロ組曲4番 Prelude

北コーカサス・シリーズもひと段落しまして、次はザカフカス(英語のTheではなく「向こうへ」の意味のロシア語のザ<за>)、つまりロシアから見てカフカスの向こうの三国(グルジア、アルメニア、アゼルバイジャン)の伝統音楽や舞踊巡りを予定していましたが、これはまた腰を据えてやろうと思っていますので、地元SNSへの記事の転載でしばらく行く予定です。年末でちょいとしばらく余裕がないもので。

インターリュード(間奏)としてJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲を久々に持ってきました。9月に1番、2番をアップして以来です。組曲第4番変ホ長調のプレリュードから。演奏は名手ミッシャ・マイスキー。廃盤になったDVDの映像だろうと思われます。(地元では演奏の素晴らしさもさることながら、ラモスに似ているともっぱらの評判でした)

4番は全6曲中、一番知名度が低いかも知れません。私もずっと晦渋な曲だな、と思っていましたが、聞き慣れると(また弾き慣れると)これが実にいい曲。バッハの田園と言ってもいいのではないかと思われる、牧歌的なムードがあります。1番や3番のように開放弦を豪快に鳴らせない調なのも渋さの秘密かも知れません。
しかし晦渋さの一番の理由は、プレリュードの分裂気味な性格かも。
晴れやかに始まったかと思うと、段々雲行きが怪しくなり、急などしゃぶり、そしてまた快晴に戻って終わるという、つかみ難さ。この謎を解くのはこれからの楽しみです。 
かなりの難曲で、後半の激しく展開する辺りは音を鳴らすのがやっとの状況。
冒頭のアルペジオは一音ずつ切って弾く人が多いですが、マイスキーは2つつなげてスラーで弾いています。

Bach - Cello Suite No.4 i-Prelude

(本稿は、地元のSNS、イマソウにアップしていた記事の転載)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月26日 (水)

カザルスの1番

昨日に続き、チェロの神様、パブロ・カザルスの無伴奏チェロ組曲第1番全曲です。
プレリュードは、近年ヨーヨー・マの演奏でよく知られるようになったようですが、私はその経緯をよく知りません。
2番は既に全曲上げましたが、組曲は全6曲で、それぞれが更に6つの楽章から構成されているので、全部で36曲あるわけですが、この1番の前奏曲ばかり有名になっているようです。もったいないな~と思います。
後ろの方に行くに従って、密度の濃い難曲になっていきます。

Pablo Casals plays BACH - Suite no 1 for Cello - part 1

Pablo Casals plays BACH - Suite no 1 for Cello - part 2

プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、メヌエット(1と2)、ジーグという構成。Part 1がクーラントまで、二本目がサラバンド、メヌエット、ジーグです。
プレリュードは前奏曲のことですが、2曲目からはバロック時代の一種の舞曲集で、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグという緩急緩急の組み合わせが基本パターン。サラバンドとジーグの間には、曲によってメヌエットやガヴォット、ブーレなど、別な舞曲が入ります。
基本的なイメージとしては、アルマンドはゆったりしたドイツ風舞曲、クーラントは速いフランス風舞曲、サラバンドはゆったりしたスペイン風舞曲、ジーグは速いイギリス風舞曲というものです。
ヴァイオリンやヴィオラ編曲版もありますが、クーラントの効果的な低音の使用などを聞くと、低音楽器でやってこそ、と思います。複声部の曲ですから。

マイスキーやマなど、現代の演奏家の確実な技巧とスマートさに慣れると、何とも古めかしくごつごつした感は否めませんが、カザルスは、彼にしか出せない音を持っています。確固たるカザルスの世界があります。音源を聞いていて、すぐにカザルスだ、と分かるような奏者は、そうそういません。 弾きながらの唸り声も味ですw
折に触れて立ち返るべき古典的な演奏です。

Maisky-Bach - Cello Suite No.1 i-Prelude

序に、マイスキーの演奏でプレリュードだけ上げておきます。

(本稿は、地元のSNS、イマソウにアップしていた記事の転載)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月24日 (月)

シャコンヌ

J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンと言えば、代名詞のようなこの曲を外す訳には行きません。パルティータ第2番の終曲、シャコンヌです。昨日と同じシェリングであれば良かったのですが、静止画像のものしかなかったので、とりあえず。
名手ナタン・ミルシタインのこの演奏はBSでも流れたことがあります。もうちょっと陰影を付けて欲しい気もしますが、とても立派な名演です。

Bach BWV 1004 Chaconne Nathan Milstein Violin - Part 1

Bach BWV 1004 Chaconne Nathan Milstein Violin - Part 2

この曲は最近、地元の隣町、松山の質屋のTVCMで使われています。
「たかし、あきら、さようなら。さようなら」とか言いながら、女性がグッチやヴィトンのバッグを売っていくCMです。何ちゅう使われ方、と思いましたが、印象に残ることは確か。
私が大学オケにいた頃(当時はヴァイオリン担当だったので)、よくシャコンヌを練習していて、ついには暗譜までして、団友から「シャコンドウ」とあだ名されたことがありました(笑)。

それから20年。
住み慣れた東京を去ることが決まり、或る日の夜、車の中でこの曲をかけていました。そしたら色々なことが走馬灯のように頭の中を巡り、涙が溢れ止まらなくなりました。図書館に本を返しに行くところだったのですが、返す時とても恥ずかしい思いをしました(笑)。 
バッハは10年ほど離れていたけど、やはりこの曲はそういう凄い音楽だと思います。
フーガのように抽象的ではなく、彼の受難曲のようなドラマ性が感じられる曲ですが、耳を傾けていると何か深い所で喚起する力があります。
「バッハはヴァイオリン一本で宇宙を描いた」という形容もありました。

ハイフェッツのシャコンヌ全曲もあります。もしリクエストがあれば、アップしますが?w

(本稿は、地元のSNS、イマソウにアップしていた記事を一部改編して転載)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月23日 (日)

無伴奏ヴァイオリンも!

今日は墓参りの帰りに西条にいもだきに行っていて遅くなったので、アップはまた明日、と思いましたが、一本だけ上げておきましょう。
前に無伴奏チェロ組曲(いずれ全部アップする予定ですが)の2番を上げましたが、無伴奏ヴァイオリンの方も是非!
ということで、まず無名の演奏家ですが、完璧な良い演奏でしたので。
リトアニア交響楽団の1stヴァイオリンに所属しているJelena Labanovaという人の演奏。
首都ヴィリニュスでの収録のようです。
ソナタとパルティータ、各3曲ありますが、ソナタの方の第1番ト短調から、冒頭のアダージョです。非常に細かい音の動きを正確に、またノーブルに表現しています。

Bach Sonata for Solo Violin No.1 in G minor

Henryk Szeryng plays Bach Fuga from Sonata No. 1

LP時代からArchivへの録音がこの曲集のバイブルのように言われ続けた、ポーランド出身の名手ヘンリック・シェリングの演奏で、ソナタ1番のアダージョに続くフーガです。6分程の間に非常に凝縮された世界を描き出している名曲です。私は、この曲を85年頃アイダ・カヴァフィアン(ピーター・ゼルキン率いるアンサンブル・タッシのメンバー。目の覚めるようなアルメニア美人でもありました)の実演で聞いた事がありますが、22年経った現在、メシアンなどの演奏についての印象は消えてしまいましたが、この曲の名演だけはありありと覚えています。PAを通していたこともあったのでしょうが、素晴らし過ぎて、しばらく席から立ち上がれませんでしたw

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年9月15日 (土)

J.S.Bach / Cello Suite No.2 - Menuet, Gigue

昨日に続いてJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲第2番から、メヌエットとジーグ。
これで2番は完結。  演奏はミッシャ・マイスキーです。

Bach - Cello Suite No.2 v-Menuet

メヌエットって、一般には可愛らしいイメージですが、この曲は全6組曲の中でも屈指の難曲だと思います。最初の重音から左手の人差し指と小指は16cmくらい開きます。低いポジションでの短3度の重音は大変。
中間部は牧歌的なニ長調に変わり、緊張がほっと一息。そして再びハイテンションなメヌエットに戻り、一気呵成に終曲のジーグに流れ込みます。

Bach - Cello Suite No.2 vi-Gigue

早い8分の3拍子のジーグで、やはり2部構成のダイナミックな展開が素晴らしく、華々しく第2組曲を締めくくります。この曲、音はシンプルですが、テンポが速いためか、あのジャクリーヌ・デュプレも間違えていました。
ジーグと言えば、現代ではアイルランドの民俗舞曲として有名で、バロックの頃にはイギリス起源と言われていました。しかし、現代アイリッシュのジーグは、ほとんど別物に聞こえますね。詳しい方、この辺の情報、是非教えて下さい

(本稿は、地元のSNS、イマソウにアップしていた記事の転載)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月14日 (金)

J.S.Bach / Cello Suite No.2 - Courante, Sarabande

今日も無伴奏チェロ組曲2番の続きを行きましょう。
3曲目はクーラント。疾走するように駆け抜ける、速い楽章です。
イタリア型クーラント(あるいはコレンテ)で、前後2部構成。後半の高い音域を駆け上がり、一気に終止音に駆け下りる所は、実にドラマティック。弾いていても手に汗握ります。疾風怒濤の音楽という印象。
イマソウでは何故かレスの多かった楽章でした。速さへの驚きが一番多かったようです。

w(°0°)w   こんな感じの顔文字の連発でしたw

Bach - Cello Suite No.2 iii-Courante


続く4曲目はサラバンド。
サラバンドは、ゆったりした3拍子のスペイン起源の舞曲。
6曲のサラバンドの中でも、シンプルながら、その悲愴美は際立っています。
やはり2部構成で、2回ずつ演奏。後半の終結部にかけては特に感動的です。

Bach - Cello Suite No.2 iv-Sarabande

(本稿は、地元のSNS、イマソウにアップしていた記事の転載)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月13日 (木)

J.S.Bach / Cello Suite No.2 - Allemande

昨日に続いてJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲第2番からアルマンドです。
前後2部構成になったドイツ風舞曲のアルマンド。前半後半2回ずつリピートします。ゆったりと荘重ですが、小技も随所に入ったなかなかの難曲。
演奏はラトヴィア生まれのユダヤ系名チェリスト、ミッシャ・マイスキー。
マイスキーは他の演奏家が入れない音を和音で所々入れて演奏。
(本稿は、地元のSNS、イマソウにアップしていた記事の転載)

Bach - Cello Suite No.2 ii-Allemande

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月12日 (水)

J.S.Bach / Cello Suite No.2 - Prelude

ペルシア音楽が続いていましたが、ここで突然ですが、ミッシャ・マイスキーの独奏で、無伴奏チェロ組曲第2番のプレリュード。
短調の瞑想的かつ内省的な曲調が、全6曲中でも5番と共に異彩を放っています。
この演奏は、おそらく廃盤になったDVDの映像と思われます。収録はドイツ・グラモフォンからの1回目の録音の後くらいか? 2回目の録音よりは表現がストレートでオーソドックス。
最後の重音は、長く伸ばさずアルペジオ(分散和音)で弾くこともあります。

6つの組曲の各6曲、計36曲全てユーチューブにアップされていますが、何故この曲を選んだかと言うと、私事ですが 学生時代は無伴奏ヴァイオリンのシャコンヌをよく弾いていて「シャコンドウ」とあだ名されたこともありましたが、色々事情があってバッハから離れていました。
数年前ヨーヨー・マのレッスンTV番組でこの曲を聞いて、10年ぶり位でバッハを見直した次第。やっぱり良い曲です!

余談ですが、これまでお会いしたペルシアの音楽家の何人かの方が揃って、西洋音楽ならJ.S.バッハが素晴らしいし興味があると言われていたのが、印象的でした。

(本稿は、地元のSNS、イマソウにアップしていた記事を少し改編)

Bach - Cello Suite No.2 i-Prelude

| | コメント (2) | トラックバック (0)